2024.12.24

【御礼】写真で見る中年奮闘編

ご無沙汰しております、東映の瀧島です。
カクレンジャー放送開始30周年の今年、8月に配信を開始した「忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編」。

TTFCオリジナルとしてリリースした今作ですが、おかげさまで大変多くの方にご覧いただき、たくさんの反響を頂戴することができました。
そしてそれがまたひとつ実を結び、このたびBlu-ray&DVDの発売が決まりました!いぇい!
ひとえに皆さんの声援のおかげです。本当にありがとうございます!!

さらにさらに、その発売を記念して、来春には発売イベント開催も決定。
すごいじゃん!アニバーサリーイヤー過ぎても全然、影とならないじゃん!うれしい!
(上の写真を見ても、東映特撮の忍者は忍ばない確率が高いようで)
商品やイベントについての詳細はHPをよく確認していただき、確実に応募してくださいね。

くわしくは https://www.toei-video.co.jp/special/kakuranger30th/

クリスマスということで(?)、
皆さんへの感謝を込めて
中年奮闘編現場のお写真載せちゃいますSP!
あ、ザクザクネタバレしますので本編未見の方はUターン!

まずは新時代チームのショット!
大先輩の高岩夫妻に「橋渡くんうまいから前行ってよ、見るから」と言われ、もちろん断れるはずもなく真ん中で踊ることになった橋渡さん(笑)

実は違う役でも踊ってたり…するかもしれません。。
シルエットで探してみてくださいね(笑)

こちらはスノウ役の青島さんの、ほんとに透けてるのではないかという透明感。

スノウの口調が板につきすぎていて、ツムリより一瞬で馴染んでません!?と思ったのは内緒です(書いちゃったね)

ガーベラ役の木下さんは説明セリフたっぷり、いろんなところに出没、七変化もある…というなんともてんこ盛りな役で、毎日現場に来ていただいていました。

アクションやダンスも経験が少ない中、カクレンジャーメンバーと一緒に沢山練習して臨んでくれました!

みんなかわいいよ…。。

そして、吾郎を演じた大森さん。

大森さんが吾郎として現場にいてくれた、それが本当にありがたくて
何より頼もしかったです

今をトキメく紅白歌手にナパーム浴びせた現場はきっとここだけ!(笑)
吾郎をめぐるお話だったので、毎日色々な感情をカメラの前で表現いただきました。
特にこの爆発のあとの叫びには思わず胸が締め付けられたのではないでしょうか…?

束の間の親子オフショット。。
尊…
父さん…!
こと貴公子ジュニア役の遠藤憲一さん。
本当にエネルギッシュに、令和の時代に貴公子ジュニアを完全顕現させてくださいました。衣裳や装具、ギター等、各パートも全力全開です。

吾郎にジリジリ迫っていく時の唸りのような、鼻歌のようなフレーズは遠藤さんご自身で入れてくださったもの。暑さの中、魂で演じていただいたカットには鬼気迫るものがありました。

続いてカクレンジャーの面々のショットもご紹介!

従来のレッドぽくないという理由でニンジャレッドに選ばれたらしい小川さんですが、私から見ると小川さんは完全にザ・レッド!!!
ほとばしる熱さ、初速、周りを巻き込む力、言葉の力、涙腺…etc.
この人をどの色に置きますかと言われたら赤でしょう!カクレンジャーよりあとの戦隊を見ていた私がそう思うということはむしろ、以降のレッドっぽさを作ったのが小川さんなんでしょうか…!?

お次は広瀬さん。お兄ちゃんズを鮮やかに捌いていく姿に、カクレンジャーのリーダーは姫だ…!と改めて痛感します。
だけど大森さんを前にすると眉毛しか見られなくなっちゃうのがまた可愛くて…

というか、31年前(12-13歳の頃のですよ!)の衣裳がそのままのサイズで入るって何ですか?すごすぎ!坂本監督と広瀬さんの悪だくみによって実現したシーンですが、現場に隠れていたシュシュトリアンのファンが次々にあぶり出されておりました(笑)

続いては河合さん。中年奮闘編はある種セイカイ回とも言えるエピソード。
業界を離れているブランクを感じさせない、いやある種ブランクがあったからこそ?
人生が乗ったセリフに現場のみんなが胸を打たれ、カンパニーが一気に一つになりました。

常に周りを気遣ってくださる、ピュアで優しい河合さん。メールにもいつも丁寧にチャーミングなお返事をくださり、非常に癒されております!!

5人の中だと役と本人が一番似ていないのが土田さんかなと思うんですが、
カメラの前に立った瞬間にサイゾウになるのが本当にお見事…!
たまに本人も意図せず降臨して、サイゾウボイスの「そうなのよ~」が放たれるのが面白いです(笑)

焦らず騒がず、場を俯瞰で見てズンとくる言葉を置いていく、この人もまたブルーっぽいなと思ったり…
あと当時の記憶が一番豊富で、非常に助かっております(笑)

そしてジライヤ!もうドロンチェンジャーいらんとちゃいます?
というファイト一発な筋肉の鎧をまとったケインさん。イカつい方だったらどうしよう…と思っていたのですが、現場ではずっとニコニコ、一番ふにふにしておられる…!
年齢的で言うと末っ子は広瀬さんのはずですが、完全にみんなの弟分ムーブでは…

いやいややっぱり動くと圧倒的!というギャップにやられました。
カクレンジャーのメンバーにこそ見せる空気感なんでしょうね…唯一無二のチームワークが微笑ましいです

撮影所内で「どうやらカクレンジャーやるかもらしい…」という噂が出始めたころ(ちなみに我々としては制作GOがなかなかもらえなくて焦っていた時期…汗)、今も現役の当時スタッフや、当時はテレビの前で応援していた世代のスタッフから「今回は持ち場を離れられないけど、カクレンジャー参加したかった!作品楽しみにしてる!」と、たくさん声をかけてもらいました。

撮影に入ってからは、当時のプロデューサーや助監督が駆けつけて、モニターサイドにレジェンドスタッフ大集結してるやん!なんて日もありました。

数日しかない撮影でしたが、最終日のスタジオには一年間撮影してきた番組のクランクアップ時と同じくらい、いや、こんなに集まること無いかなというくらいの人が集まりました。もともと暑い日でしたが、そんなの気にならないくらいの熱気でした。

その翌日には普段通り会社で作業をしていたのですが、前日までの光景は真夏の夢だったのかもしれないという不思議な感覚がありました(河合さんや広瀬さんも同じようなことを供述しておりました笑)

そして、今年に入りファンミーティングで新作を発表したときの、地鳴りのような歓声。鳥肌がわさわさーって立ったのを覚えています。(どうやら夢じゃなくてちゃんと撮ってたみたいだ、と実感しました笑)

現場に出るたびに、本当にたくさんの愛に包まれている作品でありキャストであると思い知らされます。素晴らしい光景に立ち会わせていただいて、ちょっぴり恐縮しつつ本当に光栄です。
放送開始の1994年に生まれた身としては、彼らが地球を守ってくれていたからここまで育ってこられたのかも…と思ったり。

そのご恩も返せていないのに(笑)いつももらってばっかりです。

30周年イヤーとしてはもうすぐゴールを迎えますが、彼らの人生の旅は続きます。
講釈師役の神田伯山さんが放った素敵なアドリブセリフが、いつか本当になったらな。
この続きはまた、いつの日か…!

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