8月18日、平成仮面ライダーシリーズ最新作『仮面ライダーゴースト』の制作発表記者会見が行われた。近年の「平成ライダー」は、そのモチーフに注目が集まっている。たとえば『~フォーゼ』は「宇宙」、『~ウィザード』は「魔法」、『~鎧武/ガイム』は「戦国武将+フルーツ」、放送中の『~ドライブ』では「車」といった具合だ。そして『ゴースト』では……そのタイトル通り「おばけ」がモチーフ。「おばけ」だけど怖くない、不思議かつファンタジックなヒーロー像が描かれていくという。
物語は、一度死んで蘇った主人公が仮面ライダーゴーストへの変身能力を得て、「眼魔(がんま)」と呼ばれる敵と戦っていく展開。過去の英雄や偉人の力が封じ込められた「眼魂(アイコン)」というアイテムを駆使するゴーストの戦いぶりも、大きな注目を集めそうだ。
会見には西銘駿(仮面ライダーゴースト=天空寺タケル役)、大沢ひかる(月村アカリ役)、柳喬之(御成役)、磯村勇斗(アラン役)、山本涼介(仮面ライダースペクター=深海マコト役)、竹中直人(仙人役)と6人のレギュラー出演者が参加。若手キャストが初々しさを見せる中、竹中直人は質問が飛ぶたびに奇想天外なキャラへと「変身」し、会見を盛り上げた。放送開始から約1ヶ月後の登場となる本作の2号ライダー・仮面ライダースペクターの詳細に関しては、この会見では明かされることがなかったが、主題歌アーティストとして氣志團の起用が発表され、オンエアへの期待値を高めた。
放送開始は10月4日(日)朝8時より、全国テレビ朝日系にて。「せつない」思いを胸に秘めて戦う新ライダー・ゴーストのデビューへ向けて、いよいよカウントダウンが始まった!
ゴーストの基本フォーム。天空寺タケルがゴーストドライバー(変身ベルト)に眼魂(アイコン)を装填して変身する
今、この場に立っていることが夢のようで、本当にうれしく思っています。偉人の力を駆使して戦うゴーストを通じて、子どもたちに偉人の名前を覚えてもらえればいいなと思っています。
アカリは物理学専攻の「リケジョ」(理系女子)でタケルとは幼なじみの間柄です。これから『ゴースト』という作品が形作られていくのが楽しみです。これまでの仮面ライダーシリーズに負けないよう、愛される作品を目指していきたいと思います。
マコトは合理的な考えの持ち主で、クールな一匹狼。タケルと同様に「眼魂(アイコン)」を集めていますが、その理由などはまだ謎に包まれています。戦闘のエキスパートとしての、強くてカッコイイところをお見せしていきたいです。
御成は住職代理で、タケルの父が受け継いだ寺を預かっている人物です。一年後には「代理」の部分が取れて、立派な「住職」になれるよう頑張ります(笑)。
僕が演じるのは「謎の男」と行動をともにするアランという役です。役柄的には謎の部分が多く、今はまだあまり語れることがないのですが、今後、お話の中でアランがどのような行動をしていくか、注目してください。
僕は東映の撮影所の雰囲気が大好きなんです。京都の太秦もそうですし、今『ゴースト』の撮影をしている大泉(東映東京撮影所)も最高ですね。抱負としては、天空寺タケルの片腕として一生懸命、現場を盛り上げていきたいと思います。
ゴーストが剣豪・宮本武蔵の能力を手にした姿。二刀流で戦う。
主演の西銘駿が変身ポーズを初披露!
「当初は新垣(隆)さんに曲作りを依頼して乗り切ろうと思いましたが……」と、会場をザワつかせつつ爆笑を誘った氣志団の綾小路翔(右端)。もちろん、これは冗談で「自信しかありません。期待しかしないでください!」と力強いコメントで締め括った。
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